はじめに
こんにちは!今日も元気なぷうちゃんです!
本日のテーマは、”猫ちぐら”となっています。
なお、本記事を見てもらいたい方としては、
・猫を初めて飼う方
・猫ちぐらの購入を検討されている方
・猫にプレゼントをしたい方
となっております!
昔からあるけれど、あまり知られていない猫ちぐら。
でも、時々、猫が満足そうに猫ちぐらで寝る写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな猫ちぐらの発祥からおすすめの猫ちぐらまでを解説していきたいと思います!
猫ちぐらとは
猫ちぐらって何?
そもそも、”ちぐら”という言葉を聞いたことがありますか?
ちぐらは、新潟県関川村に古くから伝わる伝統工芸品の一つで、農家の方が赤ちゃんを入れておくために作っていたものです。
農作業をしている中、そばに赤ちゃんを置いておけるように作られたものが、ちぐらの発祥です。
つまり、ちぐらとは、現代で言う”ゆりかご”を指します。
一般的なちぐらは、稲刈りをした後の藁(わら)を使用し、各農家独自の形(おわん型)で作られていました。
そんな中、たまたま飼っていた猫がちぐらの中に入ったことをきっかけに、各農家で猫のためのちぐらである”猫ちぐら”を作るようになったとされています。
また、当時の農家は猫を飼っている家庭が多く、猫ちぐらがどの家庭にもあったと考えられます。
新潟などの雪が多く降る地方の農家の方は、冬に農業ができなくなるため、この期間はそれぞれ別の職の顔を見せます。
その一つとして、猫ちぐらの生産があり、今ではネットを使ってでも職人の猫ちぐらを手に入れることができます。
猫ちぐらの機能性
猫ちぐらの特徴
多くの猫ちぐらは、100%藁(わら)でできています。
お米を作り、余った藁(わら)が猫ちぐらの材料となるわけです。
中には、猫ちぐらのためだけの特殊なお米を生産している農家さんもいらっしゃいます。
藁(わら)は中身が空洞かつ節がある構造をしています。
これは竹と少し似ており、縦方向に筋が入っておりとても頑丈なのが特徴です。
竹はかなり固く、加工するには工夫(加熱など)が必要ですが、藁は比較的柔らかく加工しやすいため、かごや畳などのあらゆるものに利用されています。
また、この空洞がクッションとなり衝撃を吸収してくれたり、空気が入ることで通気性が良くなったり、高い保温性をもちます。
職人によって作られた猫ちぐらは、かなり丈夫に作られており、猫が爪とぎをしたくらいでは壊れません。
また、自然のもの(藁や木、竹など)を使用した製品は、最初は固いと思っても、使い込んでいくうちにかなり柔らかくなってきます。
猫は暖かくて柔らかいところが大好きですので、猫ちぐらはかなり快適なグッズとなること間違いなしです。
猫ちぐらの使い方
猫ちぐらの使い方は、”ただ置いておくのみ”です(笑)
しかし、自然の材料を使用しているので、時々日光に当てるなどのメンテナンスが必要になります。
猫に限らず、家じゅうあらゆるところにダニやノミは存在しますが、これらの小さな生物は暖かくて湿った場所を好みます。
ですので、置く場所としては風通しが良く、あまり明るくない場所が良いでしょう。
また、猫ちぐらの中に柔らかい毛布を入れることで、中が汚れても掃除がしやすくなります。
猫ちぐらを日光に当てて乾燥させることで、ダニやノミ、カビなどへの対処はできます。しかし、 長時間当ててしまうと、藁(わら)自体がもろくなってしまう場合があるので注意が必要です。
おすすめの猫ちぐら
ドーム型
最も一般的な猫ちぐらは、丸いドーム型でしょう。
赤ちゃん猫であれば3~4匹ほど、成猫であれば1~2匹が入れるサイズです。
ドーム型はかまくらのような形で、中はかなり暗く、静かになりたい時や隠れたい時などによく入ります。
猫は、人間よりもかなり遠くの音まで聞こえます。
日頃、飼い主はあまり気にしていないかもしれませんが、猫にとっては生活音一つが耳障りな音であることもあります。
そんな環境から少し遠ざかるためにも、ドーム型の猫ちぐらはかなり適していると言えます。
おわん型
ちぐら本来の形がおわん型です。
丸いおわん型の中に毛布を入れ、その中で寝かせておくことができます。
ただし、ドーム型のように周囲は暗くなりませんし、音も遮断できません。
また、赤ちゃん猫の場合、自分から入るには少し高さが障害になる場合があります。
一方、おわん型は飼い主が中の様子を把握しやすかったり、より通気性が良いという面もあります。
ちなみに、ぷりん君は赤ちゃんのときにおわん型で過ごしました。
今では高い場所に上ることを覚えてしまい、あまり入りませんが、赤ちゃんの時はその中でないと泣き止まないほどでした。
猫ちぐら独特の自然な香りがぷりん君のストレスを解消していたのでしょうね!
ドーム型VSおわん型
では、ドーム型とおわん型ではどちらを購入するべきなのでしょうか?
結論から述べると、私はドーム型をおすすめします。
確かに、おわん型にも良い点がたくさんありますが、ドーム型は隠れるという猫の行動に適した形になってます。
また、インテリア的にもドーム型の方が良いかもしれません。
ちなみに、猫ちぐらの作り方に関する本もありますが、ドーム型は難しそうです。
おわん型くらいであれば、動画を見ながらなんとか作れそうですが、ドーム型はかなりの練習が必要になります。
手作りの良さはすごくありますが、練習なしで作れるようなものでもありません。
ただし、練習すれば絶対に作れるようになると思いますので、手作りしてみたいという方は挑戦してみてもいいかもしれません!
まとめ
”猫ちぐら”について少しでもお分かりいただけたでしょうか?
一つあると、猫の安心できる場所が確保されます。
人間だけに限らず、猫も小さい頃に使っていたものや場所を大人になっても好みます。
実際、ぷりん君は赤ちゃんの頃に遊んだぬいぐるみとタオルをずっと大切にしています。
猫ちぐらもその一つで、小さい頃からあると、そこが自分だけのスペースとなり安心できます。
もし、猫ちぐらの購入で悩んでいるのであれば、動画などでどんな様子かを見てみるのもいいかもしれません!