猫の去勢・避妊手術

猫は去勢で太る!?食生活を気にしないと大変なことに!!原因と改善法を解説!

はじめに

こんにちは!今日も元気なぷうちゃんです!

本日のテーマは、”猫の去勢手術と肥満”となっています。

なお、本記事を見てもらいたい方としては、

・猫の去勢・避妊手術を考えている方

・猫の去勢・避妊手術をすることの注意点を知りたい方

・猫の肥満原因を改善したい方

となっております!

人間が肥満で病気になりやすくなるのと同じように、猫も肥満で様々な病気を誘発してしまいます。

肥満”と聞くと、食生活の乱れや運動不足が主に考えられますが、猫の場合はそれだけではないようです。

今回は、去勢・避妊手術による肥満をテーマとして、その原因と改善策をご紹介していきたいと思います!

ぷりん
ぷりん
僕は去勢手術を受けたら、食欲が前よりも増えた気がするよ!僕の胃がおかしくなっちゃったのかな・・・
りん先輩
りん先輩
一般的に去勢手術をすると食欲が増えると言われているよ!だから、ぷりん君は正常!だけど、食生活は健康状態と深い関係があるから気を付けないとね!

1 猫の去勢・避妊手術と肥満の関係

1.1 どうして去勢・避妊手術をすると肥満になるのか?

まず、どうして去勢・避妊手術後に肥満になるのでしょうか?

それは、性ホルモンバランスが崩れてしまうからです!

以前の記事で”去勢・避妊手術は生殖器を切除すること”とお話ししました。

ホルモンは体のはたらきを調整してくれる化学物質であり、”内分泌腺”という場所で作られています。

この内分泌腺は体の特定部分にあり、それぞれ違った機能を持ったホルモンを生成しています。

例えば、脳下垂体(頭蓋骨のほぼ中心にある内分泌液を出す部位)では成長ホルモンや甲状腺刺激ホルモンなどのホルモンが作成され、それらは体の成長を促進したり、代謝を整えるはたらきがあります。

そして、このホルモンの一つに性ホルモンがあります。

性ホルモンは、生殖腺と呼ばれる内分泌腺で作成され、蓄積されます。

ぷりん
ぷりん
精巣”と”卵巣”は生殖腺とどういった関係なのかな?用語がいっぱい出てきてわからなくなっちゃったよ・・・
りん先輩
りん先輩
いい質問!精巣と卵巣は生殖腺のことを指しているよ!だから、同じものと考えていいんだよ!

去勢・避妊手術は”体の調子を整えたり、生殖活動をするための活力を調整するホルモンの製造工場を取り払うことに相当”し、これにより、体のなかのホルモンバランスが乱れ、食欲に影響を与えていると考えられます。

また、肥満になる原因として、メス猫は摂食を調整する女性ホルモン(エストロゲン)が減少してしまうことで食事量が増加するということが挙げられています。

一方、オス猫はいまだ肥満の原因を解き明されてはいません。

しかし、どちらの性別の猫も生殖器を切除することで食欲が増加していることは研究によって明らかになっており、食欲増加の原因の一つに生殖器切除が関係しているという事は言うまでもありません。

1.2 肥満にならないためには?

皆さんはダイエットをしたことがありますか?

おそらく「したことがある」と答えた方はどのようにすれば肥満を回避できるかを知っていることでしょう!

ダイエットをしたことがない方でも、少し考えてみれば1つくらい思いつくと思います。

猫が肥満にならないために行う事は人間とほとんど変わりません。

ここでは2つの方法をご紹介しますね!

1つ目 食事量を制限する

まず、多くの方が思いつくであろう”食事制限”。

人間のダイエットでも、これをやらなければダイエットとは言えませんよね・・・。

食事制限とは、その名の通り”食事を制限する”ことですが、問題はどのくらい食事を制限するべきかです。

猫の中にはいきなりご飯の量を少なくしすぎてしまうと、かえってストレスを感じてしまう場合もあります。

また、毎回のご飯の量が変動していると猫も困惑してしまいます。

ですので、ある程度決めた量を与える方法がベストです。

食事制限をする猫の場合、一般的にキャットフードの給餌量の約20%程度を減量することが良いとされています。

また、食事は脂肪が少なく、高たんぱく・高食物繊維の食事を与えるのが良いです。

具体的には、キャットフードを一般的なものから”ダイエット用”や”去勢・避妊手術後用”のものに変えるといったことがあります。

さらに、事態がもっと深刻ならば動物病院で相談し、推奨されるキャットフードを購入されることをおすすめします!

キャットフードの袋の裏面に書かれている”給餌量”や”給与量”は、あくまでも目安であり、それ通りの量を与えたからといって、必ずしも肥満にならないというわけではありません。また、食事の減量が必要な場合は、給餌量の20%程度を減量するのが良いとされています。

2つ目 運動をする

食事の後は運動です!

人間もダイエットと言ったら「一に食事、二に運動!!」ですよね!

猫の場合もあながち間違っているわけではありませんが、ダイエットにおける人間と猫の運動の効果は少し違うことが研究によってわかっています。

猫は元々自然界で狩りをし、自ら獲物を捕らえていました。

そのため、基礎代謝が大きく、少し運動量を増やしたからといって、必ずしもダイエットの効果が得られるわけではないのです。

ぷりん
ぷりん
”基礎代謝”ってはじめて聞いたよ・・・
りん先輩
りん先輩
基礎代謝は、動物が生きていくのに必要な最低限のエネルギーのことを指すんだ!例えば、ぷりん君の体は”心臓の鼓動”や”呼吸”、”体温”などが一定に保たれているから動いているんだ!さらに、心臓や肺、皮膚がそれぞれのはたらきをするためには、エネルギーが必要になる。これをまとめて基礎代謝というんだ!

それでも、運動しないよりかはたくさん運動をさせてあげるほうがいいに決まっています!

運動をさせるときは、少し工夫を交えることで猫がより多くのエネルギーを使うようになり、ダイエットの効果を得られるかもしれません!

例えば、キャットタワーで遊ぶだけでなく、遠い場所から猫じゃらしでおびき出し、多くの距離を走らせるなどがあります。

当然、飼い主さんの動作も多くなり、大変になりますが、愛する猫のためと思いながら一緒に運動するのも悪くないのでおすすめです!

2 肥満と健康

2.1 肥満の基準

肥満の基準を見分ける方法は、大きく分けて2通りあります。

1つ目 体重を測る

最もオーソドックスな方法は、”体重を測る”ことでしょう。

人間と同様、猫にも年齢や性別によって適切な体重があり、その体重を一つの目安にすることで健康な体重を維持できます。

一般的に、標準体重よりも15~20%程度多い状態を肥満と呼び、この状態が続くと命に係わる病気を引き起こす可能性が高くなります。

以下に標準的な猫の体重を記載してありますので、参考にしてください!

生後 平均体重は約100~120[g]
生後2週間 平均体重は約250~300[g]
生後1か月 平均体重は約400~500[g]
生後2か月 平均体重は約950~1000[g]
生後3か月 平均体重は約1000~1500[g]
生後6か月 平均体重は約2500~3020[g]
生後1年 平均体重は約3500~4500[g]

猫の体重には年齢だけでなく、猫の種類によっても異なります。例えば、メインクーンは他の猫に比べて平均体重が重いことが多いです。

2つ目 目視と触診

体重はあくまでも指標であり、最終的には飼い主さんが肥満かどうかを判断しなくてはいけません。

判断基準としては、”目視”と”触診”というやり方があります。

目視は、その名の通り、目で見て肥満かどうかを判断します。

また、同様に触診は猫の体を触って肥満かどうかを判断します。

ぷりん
ぷりん
見たり、触ったりしただけじゃわからないよ・・・何か基準はないのかな?
りん先輩
りん先輩
ちゃんと基準があるよ!ROYAL CANINさんが出典しているボディコンディションスコア(猫)には猫の体系を9つの場合に分け、詳しい説明も書かれているから判断の参考にしてね!

りん先輩が説明してくれた通り、目視と触診には以下のような基準があります。

もし、猫が肥満気味かなと感じた方は表を使ってみてくださいね!

出典:ROYAL CANIN, 猫と冬の肥満の基礎知識

https://contents.royalcanin.jp/product_feature/urinary_obesity02.html

 

また、下記のサイトを利用すると簡単に肥満度チェックを利用できますので、参考にしてみてくださいね!

出典:charm, ネコちゃん無料肥満度チェック

https://www.shopping-charm.jp/UserArea/archives/maker/hills/metabo/cat/

2.2 肥満が引き起こす病気

肥満は生活習慣病の一つであり、進行することで命に関わる重大な病気に発展してしまうケースは少なくありません。

肥満が引き起こす病気は数多くありますが、その中でも特に注意が必要な病気を7つ挙げますので、参考にしてください。

・脂肪肝

・糖尿病

・心筋症

・皮膚病

・椎間板ヘルニア

・呼吸器疾患

・口腔疾患

・尿路疾患

脂肪肝

脂肪肝とは、肝細胞の中に脂肪が蓄積され、全肝細胞の30%以上が脂肪化している状態を指します。

この病気の恐ろしいところは、ほとんどが無症状で進行し、血液検査をしても適正として処理されてしまうことが多いことです。

肝臓には主に3つのはたらきがあり、生命維持をするために必要不可欠な機能として、”グリコーゲンを貯蔵する”ということがあります。

一般的に、この貯蔵したグリコーゲンのおかげで動物は何も食べなくても少しの期間は生きることができますが、肝細胞が脂肪肝になっている状態ではうまくグリコーゲンを放出できないことがあります。

そのため、病気になってしまった場合など、食事をすることができない状態が続くとほかの猫よりも死亡率が高くなってしまいます。

糖尿病

糖尿病とは、インスリン(ブドウ糖を体内に取り込み、エネルギーとして利用することを促すホルモン)の機能が低下し、体内の血糖値が高くなる病気のことです。

人間の場合、糖尿病の療法としてインスリン投与があります。

しかし、猫の場合はインスリンによる血糖値コントロールが難しいため、2年ほどで死亡するケースが多いとされています。

心筋症

心筋症とは、心筋自体が異常を起こし、心臓に負担をかける病気のことです。

猫の心筋症は大きく3つに分けられており、”肥大型”、”拡張型”、”拘束型”があります。

それぞれの型の違いは、心室の壁が”厚くなる”、”拡大する”、”固くなる”ということです。

また、現在の医療では、猫の心筋症を根本的に治す治療法は無く、対処療法だけになってしまいます。

皮膚病

皮膚病とは、その名の通り、皮膚の炎症のことです。

猫が肥満になると、体を思うように曲げられず、グルーミング(毛づくろい)がうまくできなくなります。

その結果、体を清潔に保てなくなり、皮膚に炎症が起こります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板の形が変形し、押し出されてしまう病気のことです。

肥満化した体重を支えることは、背骨や腰に過度の負担をかけます。

その結果、椎間板ヘルニアになる猫がいるのです。

呼吸器疾患

呼吸器疾患とは、呼吸器系(気管や肺など)に起こる疾患の総称です。

肥満化した脂肪は、気管や肺を圧迫し、呼吸ができなくなってしまうことがあります。

口腔疾患

口腔疾患とは、歯周病をはじめとする口の中で起きる疾患のことです。

肥満によって口腔疾患が引き起こされる原因はいまだに不明ですが、おそらく歯茎などの脂肪によりうまく嚙合わせることができなくなることが原因と考えられます。

尿路疾患

尿路疾患とは、膀胱や尿道における疾患の総称です。

猫は肥満になることで尿を膀胱に溜めてしまい、尿路結石や膀胱炎、尿路感染症などにかかるリスクが高まります。

まとめ

猫の”去勢と肥満”について少しでもお分かりいただけたでしょうか?

猫の肥満は身近にあるものですが、それが重大な病を引き起こすなんてあまり想像できませんよね。

しかし、実際に肥満が原因で死んでしまう猫も少なくありませんし、もし猫が肥満で死んでしまったときに飼い主さんは自分を責めることになってしまいます(泣)

そうならないためにも、猫の食生活を今一度見直してみるのはいかがでしょうか?

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