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はじめに
こんにちは!今日も元気なぷうちゃんです!
本日のテーマは、”先輩猫と後輩猫”となっています。
なお、本記事を見てもらいたい方としては、
・猫を初めて飼う方
・新たに猫を飼おうと考えている方
・ 多頭飼いのメリット・デメリットを知りたい方
となっております!
先輩猫のお友達として、新しい猫を迎え入れようとする方は少なくないでしょう。
また、経済的な余裕があれば、少しでも多くの保護ネコを救いたいと思うことは良くあることです。
しかし、飼い主さんの決断によって、以前から住んでいた猫がストレスを感じてしまったり、最悪の場合、後輩猫を保護施設や他人に譲るということになってしまうことも少なくありません。
先輩猫がいる中で、後輩猫を飼うためにはある程度の知識が必要であり、放っておいて事態が改善されることはまずありません。
今回は、「後輩猫を迎い入れるメリット・デメリット」から「先輩猫と後輩猫が仲良くなるためにはどうすればよいのか」を詳しく説明していこうと思います!
先輩猫と後輩猫について
先輩猫と後輩猫を一緒にしても大丈夫?
「先輩猫が一人ぼっちで寂しそうだから・・・」
「お留守番の時に遊べないと可哀想だから・・・」
といったように、後輩猫を迎い入れることには様々な理由があります。
でも、猫同士を一緒に飼っても大丈夫なのでしょうか?
その答えは、”大丈夫だけれど例外がある”です。
そもそも猫は縄張り意識の強い動物なので、一度仲間と認めてしまえば、そこまでひどい喧嘩をすることはありません。
しかし、初対面の時に敵と認識されてしまうと、仲良くさせようとするのは難しいと言えます。
そもそも、どうして先輩猫と後輩猫は仲が悪くなってしまいがちなのでしょうか?
これには、多くの説があり、これといった”正解(原因)はありません”。
例えば、
「先輩猫が後輩猫に嫉妬心を抱き、それによって攻撃的になってしまう」
「猫は嫉妬心を抱かず、先輩猫と後輩猫の中がうまくいかないのは、単なる相性の問題」
など、猫同士の仲による議論は様々です。
そもそも、実際に人間が猫となって経験したわけではないので、これらの議論は猫の行動から考えた憶測です。
ですので、正解などなくていいのです。
しかし、私の経験上、おそらく下の例(説)が有力なのでないかと考えています。
つまり、猫は相性さえよければ、仲良くなれるということです。
やきもちを抱くかもしれませんが、そのやきもちから他の猫を攻撃するということはないに等しいでしょう。
基本的に猫は”自分と相手”という考え方なので、人間のように第三者が入ってくることはありません。
もう少しわかりやすく説明しますと、下図のようになります。
上の図は、先輩猫と後輩猫の関係を正しく認識できている状態です。
一方、下の図は、誤って認識してしまっている状態です。
なんとなくイメージが湧きましたか?
もちろん、ぷりん君とりん先輩は例として取り上げているので、こんなことにはなりませんけどね(笑)
先ほどの”第三者”についてもう少し詳しく述べます。
人間の場合、相手を嫌う理由には上記の2つが当てはまります。
つまり、人間は”相性でも嫌いになる”し、”嫉妬心でも嫌いになる”のです。
嫉妬心を抱き、それによって相手を嫌いになるということは、第三者がいることになります。
猫の場合、この第三者のことを考えるという概念が無いようです。
つまり、自分と相手のみの世界があり、それ以外は好き嫌いを判断する材料になっていないと言えるでしょう。
先輩猫と後輩猫が喧嘩をする場合は?
いざ、先輩猫と後輩猫を一緒にしようとしたときに、お互いが激しく威嚇し、喧嘩が勃発してしまったらどうすれば良いのでしょうか?
そのようなときは、とりあえず猫同士を離し、別々の部屋またはケージに入れたほうが良いでしょう。
しかし、猫同士を対面させるときは、”成猫同士の場合”、”成猫と子猫の場合”、”子猫同士の場合”で方法が異なります。
成猫同士の場合
成猫同士を対面させる場合は、一番注意が必要です。
実際に、これがうまくいかずに2匹目の猫をシェルターに戻してしまう飼い主さんも少なくないくらいです。
成猫同士を対面させる前の処理として重要なことが3つあります。
・3~4日間は別の部屋で過ごす(後輩猫をケージの中に過ごさせるでも可)
・匂い交換
・万が一の喧嘩を止めるためのタオル
となります。
猫は人間の数十万倍の嗅覚を持つ動物なので、後輩猫が家に来たことをすぐに覚ってしまします。
もしかすると、ゲージに入っていても威嚇を始めるかもしれません。
そこで、まずは3~4日間は別の部屋で過ごさせるということが必要になります。
もし、別の部屋がないという場合は、後輩猫をケージの中にとどめて置き、上からタオルをかけ、目と目を合わせないようにしましょう。
5日間目からは、”匂い交換”をしながら、ケージ越しに対面させていきます。
匂い交換というのは、その名の通り、お互いの匂いを交換させます。
と言っても、プレゼント交換のように猫同士でやらせるわけではなく、飼い主さんがお互いのタオルを交換し、その匂いを覚えさせていきます。
また、最後のタオルは、万が一喧嘩を始めそうになったとき、どちらかの猫にかぶせることで瞬時に喧嘩を止めることができます。
猫同士の喧嘩は非常に荒れますし、タオルを持っておくことで飼い主さんのけがを防ぐことができますので、おすすめです。
このように、成猫の対面にはある程度の前処理が必要なので、少なくとも上で紹介したことは覚えておくと良いでしょう。
猫の対面には時間がかなりかかります。
5日後のケージ越しの対面からすぐに仲良くなってしまえば、同じ部屋でも大丈夫ですが、そんなことは稀です。
お互いがしっかりと慣れ、敵ではなく、同じ家族として住めるようになるまで、上記の操作を繰り返し行う必要があります。
後輩猫を迎い入れる場合、後輩猫の歳が先輩猫よりも一年ほど上の方がうまくいくようです。また、後輩猫は生後1歳未満の猫が良いとされており、それを超えてしまうと対面が難しくなると言われています。逆に、先輩猫は12歳未満が良いとされており、それ以上になるとストレスが大きいと言われています。
成猫と子猫の場合
成猫と子猫の場合も基本的には、「成猫同士の場合」と同じです。
しかし、成猫と子猫の場合、力の差がありすぎますので、対面には注意が必要です。
一般的に子猫は怖いもの知らずなので、成猫に自分から近づいていくことが多いですが、成猫は警戒心があるため、なかなか近づかないことが多いです。
それでも根気強く、慣れさせていくことが重要です。
子猫を迎い入れる場合、子猫のお世話に時間を取られてしまい、先輩猫との遊びがおろそかになりがちです。もちろん、それによる嫉妬心は抱かないと考えられますが、遊び足りない先輩猫のストレスが溜まってしまうことは良くありません。ですので、先輩猫との時間は維持しつつ、子猫のお世話もすることを心がけましょう。
子猫同士の場合
子猫同士の場合、そこまで対面に心配する必要はないでしょう。
私の経験では、子猫同士を近づけて喧嘩するというケースはあまり聞いたことがありません。
子猫同士は、まだ世間のことが良くわかっていないので、自分が生きることに精一杯です。
ですので、他の猫が来たとしてもそこまで激しい警戒心を抱かないと言えます。
万が一、じゃれ合いの度を越えた喧嘩を始めた場合は、上記の手順で徐々に慣れさせていくことをおすすめします。
多頭飼いについて
多頭飼いのメリット
多頭飼いをすることによって、得られるメリットはたくさんありますが、その中でも世間一般的に言われていることを取り上げます。
・運動不足の解消
・加減を覚える
・退屈な時間が減る
・安心感が増える
一緒に遊ぶ猫がいれば、運動不足になりにくくなりますし、遊びの中で猫パンチや猫キックの加減を覚えていきます。
また、飼い主さんがいない時でも遊びたく成れば遊べるので、退屈な時間が減り、信頼し合える仲となれば、いるだけで安心感が得られます。
このように、多頭飼いをすることによって、猫が得られるメリットはたくさんあることがおわかりいただけると思います。
加えて、飼い主さんも大好きな猫が増えれば、嬉しさが増すことでしょう。
多頭飼いのデメリット
多頭飼いには多くのメリットがありますが、当然デメリットもあります。
・病気や体調の確認が遅くなる
・肥満になることがある
・トイレや食事、定期健診などの飼育が大変になる
・生活に必要な金額が頭数倍になる
”生活に必要な金額が増える”や”飼育が大変になる”ことは、当然でしょう。
食事にはキャットフードのほかに、食器が必要であったり、トイレは頭数×1.3個(繰り上げ)が必要になったりといったように、お金は必要になります。
また、病気や体調の確認が遅くなってしまうのは、排便や嘔吐をした際にどの猫のものなのかがわからない場合があるからです。
一匹の場合は、すぐに病院に連れていくことができますが、多頭飼いの場合は確認するまでに時間がかかってしまいます。
さらに、多頭飼いでは他の猫が残したご飯を食べてしまうなどで、肥満になる可能性があります。
ですので、飼い主さんの注意が今まで以上に必要になると言えるでしょう。
まとめ
”先輩猫と後輩猫”について少しでもお分かりいただけたでしょうか?
新しい猫を迎え入れる場合の最も重要なことは、”なんでも先輩猫を優先させること”です。
仮にも”先輩”という肩書なので、先輩を敬うことは必要です。
飼い主さんがその敬いを率先して行うことで、猫同士の対面もうまくいく場合が多いです。
多頭飼いは絶対にメリットがありますので、ぜひこれらのことを知識として蓄えてから、検討してみてくださいね!